美容鍼灸とは

「美容鍼灸」という言葉には、一般的な鍼灸治療とは異なる特別な鍼灸とういう印象があります。しかし、実際の美容鍼灸は「美容に重点を置いている」というだけで、これまでの鍼灸治療とかけ離れたものではありません。

中国では、古来より「美は健康を基礎として成り立つ」「健康と美容は表裏一体」という認識が存在していました。そして美容の分野においても鍼灸が盛んに実践され、中医美容学として確立されているのです。

中医美容学では、人は健康であることによって外見的な美しさを保つことができ、反対に健康状態が損なわれた場合には、美しさも損なわれていくと認識されています。

一般にすぐに効果の現れやすい症状は、むくみ・たるみ・リフトアップなどです。

さらに小じわ・肌荒れ・ほうれい線・目の下のクマなどにも効果があります。

ただし、皮膚の深部にまで達しているような深いしわは効果が出にくい傾向があります。シミにも効果的ですが、何年も消えずにあるシミや、生まれつきのアザなどは鍼灸に反応しない場合もあります。個人的見解ですが、このような症状の方にはレーザー治療をお勧めしています。

起こりうるリスクとしては内出血があります。顔にはたくさんの毛細血管があるため、鍼を刺したときに血管を傷つけてしまうことがあるのです。内出血した後は一円硬貨程の青あざになることがあります。青あざは１～２週間程で完全に消えますので、痕（あと）が残ることはありません。

治療院によって異なりますが、通常使用する鍼は髪の毛よりも細いです。鍼というと注射針を連想する方が多いと思いますが、全く違うものです。そのため、『思っていたよりずっと痛くない』と言われるが多いです。もちろん痛みの感じ方には個人差があります。

外科手術のように骨を削ったりはしませんので、お顔の骨格自体を大きく変えることはできません。しかし、むくみを取り除いたり筋肉を調整したりすることによりスッキリ小顔の印象に変えることはできます。エステやマッサージでも小顔にすることは可能ですが、鍼灸を使えばさらに効果が期待できます。

その他美容鍼灸についての不明な点などは、かなもり鍼灸治療院へお気軽にご相談ください。