ぎっくり腰はクセになるの?
「ギックリ腰ってクセになるの?」
ギックリ腰を経験したことがある人から、よくそのような質問を受けます。
確かに数年に何度かギックリ腰を繰り返しては治療院に行く人はいらっしゃいます。
でもそれはクセになるのではなく、実はまだ治ってないのです。
もしクセになるものがあるとすれば、それはぎっくり腰ではなく「ぎっくり腰を起こしやすくしている体の使い方」なんです。
ギックリ腰の原因は筋肉です。
高齢者の場合や骨密度が過度に低下している人の場合は「圧迫骨折」を起こすこともありますが、この場合は多くが腰椎ではなく胸椎に起こします。
筋・筋膜性のぎっくり腰の場合は痛めた原因が身体の前後の動きか、左右側屈の動きか、または左右ひねりの動きかにより、傷める筋肉は違います。
「どのような動きで痛めてどの筋肉を一番傷めているのか」
これを明確にして的確な処置・施術をすることが、ぎっくり腰を早く回復する近道に繋がります。
少しでも早く痛みの軽減を目指す。
そうなることで「この痛みは本当に治るのか・・」という、ぎっくり腰をすると必ず生じる「絶望的な不安」を「よくなる気がしてきたという希望」に変化させる。
こんな状態まで来れば、ぎっくり腰は回復したも同然です。
もちろん、上記した「ぎっくり腰」を起こしてしまう体のクセを修正するまでが、ぎっくり腰の施術です。
痛みがなくなってからが本当の施術
ぎっくり腰に限らず、すべての痛みに言えることかもしれません。
次回は普段何気なく腰を悪くしている「腰にストレスを与える体のクセ」について書かせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
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