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五十肩を予防できる簡単な体操

" 五十肩(肩関節周囲炎) "

2017年10月11日

水曜日の本日は本来なら休診日ですが、

「どうにも肩が痛くて・・・」という急患さまのため朝一番で施術をさせていただきました。

 

 

左肩関節の痛みと手指の痛みこわばり。

 

 

肩関節を痛める人は多いですね。

放置してしまうと腕や手まで痛くなるかしびれてきます。

 

 

腕や手まできてしまう原因は「廃用性萎縮」と「血流障害」。

 

 

痛くなって動かない、あるいは動かさないために、肩を支えている筋肉は、

あっという間にこり固まりさらに肩関節や肩甲骨の動きを悪くします。

 

 

筋肉の仕事は一つは体を動かすこと、

もう一つは「体温を保つ」という大仕事があります。

 

 

こり固まり弱くなった筋肉には血液を運ぶという機能が低下し、痛めた側の腕や手へいく血流は不足し「酸欠状態」となります。

そのような原因で肩関節痛の後、または同時に必ず腕や手の問題が生じるわけです。

 

 

痛めているご本人は手まで痛くなると「肩関節痛がさらに悪化した」と心配し来院されます。

 

 

悪化は悪化ですが、肩関節より先に筋肉の問題を解決するだけでも、痛みは軽減するものです。

 

 

「痛くて動かせないとき、何かできる運動はないか?」

 

 

よく聞かれるご質問ですが、

当院では肩関節の最初のリハビリとして「肩すくめ体操」を指導します。

 

 

方法は簡単、

①両肩力を抜いた状態から肩を耳方向に向かって持ち上げます。

このとき肩と肩甲骨と胸全部を持ち上げるようなイメージで行います(写真の少年は少々固めで上がってませんが・・・)。

 

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②上がるところまで来たら、ストンと脱力し肩をもとの位置に落としてください。

 

 

 

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③これを10回ほどくり返しましょう!

 

 

 

 

肩関節を支える筋肉の多くは、

重力と腕の重さで常に下に押さえつけられています。

 

 

筋肉とは本来、縮むことと伸びることの繰り返しによって機能するものですが、押さえつけられて伸ばされっぱなしだと血流不足・酸素不足を強いられます。

 

 

「なで肩」の人に肩こりが多いのはこのためです。

 

 

 

さて、

初めての鍼灸治療にやや緊張気味だった急患さま。

とても楽になったと喜んでバス停に向かって帰られました。

わりと遠くから来ていただきありがとうございました。

この記事を書いた人

東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。

23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。

「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。

 

カテゴリー: 五十肩(肩関節周囲炎).
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