肺を元気にする習慣とは
" 健康法 "
こんにちは。
かなもり鍼灸治療院の金森です。
以前NHKの「プロフェッショナル」で紹介されていた医師が番組内のインタビューで「毎朝一回心拍数を上げるために階段を小走りで登る」と答えていました。
なぜ心拍数を上げるといいのでしょうか?
実は普段の呼吸のとき、人間は肺の下3分の1程しか使っていません。
息を吸うと、胸の下あたりにしか息が入らない感じに気づくとおもいます。
立っている姿勢での肺の上部の血圧は心臓の動脈圧より10mmHgも低く、
一方で肺の底部の血圧は心臓より8mmHg高くなっているのです。
そのため肺の底に血液は集中し、肺の上部には血流があまり回りません。
一方、激しい運動時は肺に通常の20倍程の酸素が必要となります。
運動不足が日常化すると、肺の上部を使わない状態が習慣化されてしまいます。
これでは、肺の機能が年々落ちていってしまいます。
普段から心拍数を上げる習慣を持つことは、
肺機能を高めて肺の「老化」を予防することにつながるのです。
・自宅3階のマンションを階段で小走りする
(荷物の重さにより変更あり)
・予約の合間のスクワット30回
・週1回(少ないですが)スイミング、またはジョギングをする
心拍数を上げる運動ではありませんが、生前肺炎を繰り返していた父に肺機能のリハビリとして伝えたものは、風船を膨らますことでした。
簡単にできると思っていることでも、やってみると案外できないことは多いです。
もし簡単にできる場合は、それを継続することこそ体には大きな意味を持ちます。
常に身体の声を聴きながら、一つでもよい習慣をつくりましょう。
この記事を書いた人
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
カテゴリー: 健康法.
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