鼻呼吸と姿勢のつながり
こんにちは。
かなもり鍼灸治療院の金森です。
マスクをする生活が続いてますが、息苦しくて口呼吸がクセになってはいませんか?
今回は鼻呼吸のメリットについてお話ししますね。
本来哺乳類にとって鼻は息をするだけの器官であり、口は食べるための器官です。人間は進化の過程で口でも「補助的」に呼吸できるようになりました。あくまで補助的にです。
ちなみに生まれたばかりの赤ちゃんは鼻呼吸です。
言葉を発するにつれ口呼吸が増えますが、それに伴い風邪を引くことも増えると言われています。
鼻呼吸は無防備な口よりも優れた防御システムとなっているため、ウイルスや雑菌、花粉などをろ過して侵入を防いでくれます。
それが鼻呼吸のメリットです。
他にも、口や喉の乾燥を防ぎ、唾液の分泌が増えることで殺菌作用まであります。
そして、メリットはもう一つあるんです。
それは「冷却」です。
脳底部にある「脳下垂体」は自律神経の最高中枢です。
人間の活動とともに働き続ける脳下垂体は熱を持つのですが、熱が溜まるとオーバーヒートを起こします。
脳下垂体がオーバーヒートしないように冷却しているのが、なんと鼻呼吸による「空気冷却」なのです。
かなもり鍼灸治療院の近くには鍼灸専門学校があります。
毎朝通学する学生達を見かけると、スマホを見て背中を丸めて歩く姿があまりに多いのが気になります。
「鼻呼吸は姿勢から」
鼻呼吸をするには顎を引いて背すじが伸びなければできません。猫背は口呼吸優位の姿勢です。
酸素は入るでしょうが、脳底の冷却ができないために自律神経が正しく働かず元気が出ません。
「人の体に触れる前に己の体を知ること」
哺乳類本来の優れた鼻呼吸を、一度見直してみませんか。
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
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