肩こりとめまい
かなもり鍼灸治療院の金森です。
最近は自宅で仕事をする在宅ワークの方が多く、仕事向きでない机やイスでの作業により、肩こりに悩まされている人がたくさん見られます。
「肩こりは万病の元」と言われますが、肩こりから起こるものの一つに「めまい」があります。
めまいで悩んでいる患者さんはとても多いです。
多くの患者さんは専門外来で診断されてメニエール氏病や脳障害の疑いがないことで安心しますが、原因が分からないことへの不安で鍼灸院へ来院される場合もあります。
めまいで一番考えられるものに、「良性発作性頭位めまい症」があります。これは、頭を特定の一に動かしたときに、突然くらくらと回転性のめまいを起こす。
内耳には、体の平衡を保つため、チューブ状の三つの半規管と、耳石が収まった袋状の器官・卵形嚢があり、どちらもリンパ液に満たされています。
平衡感覚は、頭の位置や高低の変化で起こる半規管内のリンパの流れを「クプラ」と呼ばれる部分で感知して、目や体の動きをコントロールして保たれています。
耳石のかけらが何らかの理由で、クプラに付着したり、半規管内で漂ったりし、間違った運動の信号を送るためにめまいにつながります。
交通事故や骨粗鬆症など。めまいの原因を上げれば限りなくあります。様々な検査をしてもめまいの原因が分からない場合などは、
もっとも単純な「肩こりからくるめまい」も疑ってみてください。
肩こりや首の筋肉の過度な緊張や背骨の歪みにより、内耳への血流やリンパの流れが悪くなると考えて鍼灸を試すことで、長かっためまいのお悩解決への進展につながるかもしれません。
在宅ワーク期間こそ、鍼灸もぜひ試してみてはいかがでしょうか。
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
コメントを残す