反り腰リセット体操とは
「反り腰」とは、腰椎が本来の自然なカーブよりも強くなってしまった状態のことをいいます。骨盤の構造上、若い女性や妊婦の方、腰椎分離すべり症の既往がある方に多くみられます。
生きることとは、重力との戦うことです。
反り腰の腰は、重力による負荷がかかりさらに反らされようとするため、夕方頃に腰が痛い、重いなどの症状が出てきます。
腰は二つの力で支えられています。
腹圧と、背中側の腰の筋肉です。
反り腰の人は腹圧が弱くなりすぎ、腰が過度に反らされている場合があります。
「最近太ってズボンが履けない」
そんなときは太ったのではなく、じつは腹圧が低下している可能性もあるのです。
反り腰をよくする方法は、はたしてあるのでしょうか?
その一つが「反り腰リセット体操」です。
反り腰リセット体操
①仰向けで両腕を上げバンザイの姿勢をとります。
足枕は入れても入れなくてもよいです。
②そのままの姿勢で息を吐いて、お腹を凹ませます。
③今度は逆に、息を吸い大きくお腹を膨らませます。
それを10回ほど続けます。
くり返すうちに最初よりお腹が上下に大きく動くようになるのが分かるはずです。
バンザイの姿勢をするのは、その姿勢をすることで腹圧が腰椎に伝わりやすくなるためです。脊椎分離症・すべり症の人にも有効な体操です。
反り腰の人が仰向けになると、地面から腰が浮いてしまいます。
夕方や夜など、腰が疲れる時間帯はとくにです。
腰椎は後ろ側から押すことはできますが、前側からは押すことはできません。
この体操は呼吸による腹圧を使い、腰椎を前から押してストレッチします。さらにお腹を上下動させることで腹横筋などのインナーマッスル鍛える筋トレにもなります。
脊椎分離症・すべり症の既往があり腰が疲れやすい。反り腰が気になっていた。妊娠中の腰痛がクセになってしまった。そのような方は一度試してみてください。
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
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