正座のすすめ
" 膝痛 "
皆さんは、普段正座をしますか?
うさぎ跳びと同じく、正座もすっかり悪い印象を持つ人が多いです。「膝によくない」「足がしびれる」など。膝が固くなっている人に「正座できますか?」と聞くと、多くが「普段正座はしない」と言われます。
すべての関節は、曲げないでいると曲がらなくなります。
「この関節は曲げなくていいんだ」と関節の潤滑機能が低下してしまうのです。体の関節は曲げて伸ばす習慣により、関節の機能が保たれます。
さて、鍼灸師の私は立ち仕事です。
イスに座って鍼をする鍼灸師もいますが、私の場合は立って構える方が集中できるため、鍼をする時も灸をする時も立って行います。
やはり、足は疲れます。
そんな私が毎晩必ずすること、それが正座です。
正座をすると足首が伸び、すねの前脛骨筋(ぜんけいこつきん)もストレッチされます。
膝が最大まで屈曲されて、大腿四頭筋もストレッチされます。
ふくらはぎにバランスよく圧がかけられ、血流が促されます。
正座をすると骨盤が安定し、背骨が正常なS字カーブに矯正されます。
それにより肺が広がり、呼吸が深くなります。
バランスのいい姿勢と呼吸により、思考が前向きになります。
足がしびれる正座は、重心が後ろ過ぎる正座です。
足がしびれない正座は、重心が前後にかたよらない正座です。
私の場合、毎晩寝る前に5分ほどやります。
それだけでも、翌朝の疲れの取れ方が違うのです。
正座は、私の心身のリセット方法の一つです。
この記事を書いた人
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
カテゴリー: 膝痛.
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