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手のひらにあるツボ

" ツボ, 自律神経 "

2021年1月24日

こんにちは。

かなもり鍼灸治療院の金森です。

 

体の中で最も感覚の優れた器官は舌です。

では、舌の次に感覚のすぐれた器官はどこでしょう?

 

 

答えは、手(指)です。

 

 

人の内臓(心臓・肺など)の状態は命にかかわります。

その内臓が無防備にならないように、内臓から遠いところに早く危険を察知できる仕組みが必要です。

 

内臓から最も遠く離れた手の指先は、そのため敏感にできているのです。体のアンテナのような役割です。

 

指先には数多くのツボがありますが、指先あるツボを東洋医学では「井穴」(せいけつ)と呼びます。

井穴とは「エネルギーが出入りする」という意味のあるツボ。

ちなみに手の爪がよく伸びるのは、爪の組織の代謝が非常に活発で「気」が充実しているのです。

 

手で感じる触感は脳にダイレクトに伝わります。

手で嫌なモノに触れると脳は危険を感じます。

手に痛みがあると、とてもストレスになります。

 

逆に考えると、

手から伝わった良い感覚(情報)は脳が良い反応をしてくれます。

 

気持ちのよいこと、好きなもの(人)に触れること、痛みもダルさもなくスッキリしているなど・・

手指からの良い感覚(情報)を送ることで脳を喜ばせること、

それを「脳報酬系」(のうほうしゅうけい)といいます。

 

「労宮」(ろうきゅう)

心を落ち着かせたり、精神的な緊張、自律神経の調整などに使われるツボ。

手で「グー」を作り、中指先端が当たるところ、手のひらの中心に位置します。

(左の写真で親指の触れているところ)

 

 

「心苦労が溜まるところ」というのが労宮の名前の由来の一つ。

 

何となく気持ちが疲れている。

気持ちが切り替わらない。

ネガティブに考えてしまう。

すぐにイライラしてしまう。

そんなときは、この「労宮」のツボを押してみてください。

きっと固くなったり、浮腫んでいるはずです。

 

強すぎなければ、どんな押し方でも構いません。

とにかく、手指の血流の流れを良くしましょう。

 

そして、良いことや良いモノに手で触れてください。

ウイルスが気になるのなら、後で手を洗えば大丈夫です。

脳に報酬をたくさん与えて、心の元気を取り戻しましょう。

この記事を書いた人

東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。

23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。

「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。

 

カテゴリー: ツボ, 自律神経.
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