心が疲れたとき(呼吸編)
皆さんこんにちは。
かなもり鍼灸治療院の金森です。
早速ですが、1分間だけ呼吸を正しくしてみましょう。
とにかく息を吐くことに意識を集中して。
吸う息は自然体でかまいません。息は長めに吐くよう意識すると自然に入ってきます。
疲れている時は、呼吸が変わっています。
弱々しい呼吸になっているのです。
同様にイライラしていればせわしない呼吸になり、怒っていると短く吐いて急激に吸っています。
逆に言えば、呼吸を変えると心の状態が変わるのです。だから体は本能的に「このままではいけない」と、自然に呼吸を変えることがあります。
それが、「ため息」です。
「あーあ」と長く息を吐くのは、本能的に、疲れた心身を元気にしようとしているのです。
ため息は「このままでは呼吸が乱れて身体も不調になりますよ」と脳に酸素を送って手助けをする無意識の応援団といえます。
吸う息は交感神経を刺激し、吐く息は副交感神経を刺激する。
だから、長く吸うと緊張し、長く吐くとリラックスするわけです。同じ呼吸でも、長く吸うと緊張が高まり、疲れはとれず、感情が高ぶってしまうことに注意してください。
なお、吸うのは鼻からが定石です。吐くのは口でも鼻でもかまいません。
いつものため息より、大きく、強く、長く、「あーあ」と息を吐きます。実際に声に出したほうがよいのですが、人目のある場所では、心の中で「あーあ」と思うだけでよいです(周囲を心配させてしまいますので・・)。
同時に、意識して肩の力をガクッと抜きます。
これを三回繰り返します。
一回目でストレスが軽くなり、二回目でスッキリし、三回目で気持ちが明るくなるはず・・・・・いかがですか?
ストレスが溜まると、呼吸が大きく変わってきます。短い浅い息になるのです。逆に言えば、呼吸をコントロールすることで、ストレスに対処できます。
そんな呼吸をちょっとだけ意識して、夏休み明けの不安定な身心のコントロールに利用してみてください。
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
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