悩みのない人生はどこに
ストレスが心と体にダメージを与え、免疫を低下させるといわれます。
様々な病の原因の一つがストレスとわかってはいても、簡単に無くすことはできません。
それならば、少しでもストレスと「上手に」付き合う方法を考えてみたいとおもいます。
ストレスと上手に付き合う方法、それは 「困難を修行だと自分に言い聞かせる」こと。
「修行だ」と自分に一言いい聞かせ、その言葉をかみしめましょう。
イライラしていた気が静まり、へそから指三本下にある「丹田」(気の集まる場所)へと落ち着いていくのがわかるでしょう。
私たちはとかく、「仕事をさせられた」、「裏切られた」、ひどいことを「言われた」というように、人からなにかを「された」から、イライラして不幸なのだと考えがちです。
「された」のは、確かに事実かもしれません。しかし、受け止め方まで「された」に終始していては、イライラが尽きることはありません。
根本的に考えかたを「何事も修行だ」と、能動的にとらえるのです。
つらい出来事はすべて修行だから。そう考えたら気が楽になります。
ある禅僧のもとに、青年が相談にきました。
「私は悩みのない人生を送りたいのですが・・・」
「悩みのない場所はあるよ」
「えっ、どこですか?」
すると禅僧は、寺のお墓を指差して言いました。
「あそこなら悩みはない」
つまり、生きることは悩むことだと諭したのでした。悩んだり、ストレスを感じたりするのは、生きている証拠であり、向上心があるがゆえです。
この記事を書いた人
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
トラックバック URL : | トラックバック(0)
コメントを残す