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怒りを「逃がす」ツボとは

" 自律神経 "

2020年9月13日

こんにちは。

かなもり鍼灸治療院の金森です。

オナラを我慢するとどこから体の外に出るかご存知ですか?

 

答えは口から、なんです。

 

出口を閉鎖されてしまったオナラは血管に入っていき、

呼吸と合流して口から排出されます。

 

オナラは我慢しても、外に出るように体が自動的に働いてくれます。
でも、我慢したら自分で外に出さなければいけないものがあります。

 

それは「怒り」です。

怒りとは自分や自分の大切なものに危害を与えるものに対して、

それらを守るために湧く「エネルギー」です。

 

怒りのエネルギー = 自分や大切なものに必要な能力 = 交感神経

 

怒り=ストレス、ではありません。

怒りは何かを守るためにも、自分の目標を達成するためにも必要なエネルギーです。溜め込み過ぎることで怒りはストレスとなり、体にダメージを与えるのです。

例えて言うと、

人間の脳には怒りを溜める箱があり、一定の量までは箱にしまっておけるものの、それ以上の量になると溢れてしまいます。

その箱には蓋があり、一定より溢れようとしても力で蓋を押さえておけば溢れないですみます。

 

 

蓋を抑える力とは、筋力です。

 

怒りのエネルギーを溢れないように押さえるために、首や肩背部を含めた全身の筋力が収縮します。

怒りは全身の筋肉を緊張させて、歪ませます。

 

原因もないのに治らない腰痛や肩こりなどの慢性痛には、

そんな原因が隠れていることもあります。

 

 

怒りのエネルギーを外に出すには、体に煙突を作って熱を逃がす必要があります。その煙突の役割をするのが、百会(ひゃくえ)のツボです。

ツボの位置は頭のてっぺん。

左右の耳の先端を結んだ線と眉間を後ろに下がった線が交差するところ。

 

百会を両手の指で頭の中心に向け押します。

5~10回程「ズーン」と響くまで指で押しましょう。

 

 

ツボや鍼灸の他にも、歌う、海に吠える、息を吐いて投げる、バットを振る、声を出して遊ぶことなど、

声と運動も怒りのエネルギーを発散させます。

 

自分で気が付かないうちに怒りが蓄積し、ストレスを溜めてないですか?

そんなときは、まず体の緊張を取り鍼灸やツボを利用してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。

23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。

「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。

 

カテゴリー: 自律神経.
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