逆子鍼灸
逆子とは
東洋医学の考えの一つとして、母体の「冷え」により逆子になると言われます。
- 悩みやストレス
- 無理な仕事
- 生活習慣(運動不足、睡眠不足、栄養不足など)
- 自律神経の乱れ
- 分娩への恐怖心
- 母体のエネルギー不足
などにより血流が滞り、冷えやすい体質になることもあります。
西洋医学においての逆子
- 前置胎盤(胎盤が正常より低く、膣に近い位置に付着している)
- 子宮筋腫の為に子宮が狭く、胎児の動きが制限される
- へその緒が絡まっている
- 骨盤の幅が狭くて、動きにくくなっている
- 多胎妊娠の為、動けるスペースが狭い
- 羊水過多で、よく動いている状態
などが逆子の原因と言われていますが、わかってないことも多いのではないでしょうか。
逆子の確率
妊娠中期まではお腹の中で自由に動き回れるため、確率は30%〜50%ほどです。お腹の中のスペースに余裕があれば動き回れるので、出産までに頭が下(頭位)になることがほとんどです。
出産前に逆子のままの確率は、3%〜6%と言われています。
防御反応
下腹部が冷えていると、胎児は大事な頭を守ろうとして、上に逃げようとします。逆子の状態というのは、胎児が自分の体を守ろうとする「防御反応」とも言えます。
妊娠中は、子供の健やかな成長の為に、通常は体温が上がります。日常生活で出来るだけ体を温かく保つように心がけましょう。
逆子鍼灸
「逆子に鍼灸が効くの?」というのは不思議に思われます。鍼灸では胎児を無理やり動かすわけではありません。冷えを取って自然な形で、頭が下に向くお手伝いをするきっかけになるのがツボです 。
鍼灸で冷えを取ることでお腹の赤ちゃんも居心地が良くなり、自然に頭が下に向いていきます。骨盤内の血行が良くなるので、新鮮な酸素と栄養が行き渡ります。
お灸をすると胎動をよく感じる方が多いです。
その他のお悩みにも
逆子の施術をすることで
- 腰痛
- 恥骨痛、股関節痛
- お腹の張り
- 足のつり、むくみ
なども緩和されやすくなりますので、鍼灸はとてもマタニティケアにあった施術方法と言えます。
逆子はいつまで戻るのか
臨月でも治ることはありますが、35週目以降では難しくなってくると言われます。28週~33週くらいまでには逆子鍼灸を始めることがおすすめです。
逆子だと判明した時点で、お近くの鍼灸院に問い合わせてみてください。もちろん当院に通院できる距離でしたらご連絡ください。
臨月になっても戻るケースもありますが、徐々に逆子が治る確率は低くなっていきます。
逆子が戻りやすい時期(28~32週)を逃してしまうと、戻りにくくなります。
当院での鍼灸治療に合わせて、ご自宅でもお灸をしていただくため、初診時にお灸を1シートお渡し指導いたします。
あきらめる前に鍼灸をぜひ試してみてください。
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