片足立ちのすすめ(浮指予防)
後ろ重心・浮指
蚊に手や足の指を刺されると、とてもかゆく感じませんか?
なぜなら「指」は感覚の神経が非常に多い部位だからです。
足の指は手の指ほど感覚が優れていませんが、
つねに足指から脳に感覚を伝えながら人間は歩行しています。
逆に足指から脳への刺激が少ないと、
歩行の能力はもちろん行動力も低下します。
足指を使わない過度な後ろ重心、つまり踵に重心がかかり過ぎると、アキレス腱が縮んで骨盤が開いてしまいます。
いいこと無いです。
例えば、
・靴の踵の後ろが極端に減っている
・両足かかとをつけたまま座ろうとすると後ろに倒れる
・踵が痛い
・ハムストリングスが固くて前屈できない
・猫背とよく言われる・骨盤が後ろに傾く(骨盤後傾)
・膝がまっすぐ伸びない
・外反母趾
そんな兆候があれば、
後ろ重心を疑ってもいいかもしれません。
片足立ちのすすめ
片足で立とうとすると、
身体にどのように変化が起きるでしょうか?
①背すじが伸びる
背すじを伸ばすことで、前後のふら付きを安定させています。
②着地している足の側に、体が傾むく
これは体を歪ませてバランスを保とうとしているので仕方のない歪みです。
足にケガをすると、体はケガをしていない側に傾くのと同じです。これが長期間に渡ると、ケガをしてない側の腰や股関節を痛めやすくなります。
③着地している足の指に力が入る
地面にしっかり指を踏みしめて、体を安定させようとします。
重要なのは①と③です。
普段2本足でたっていると、体はつい甘えてしまいがちです。
1本足では甘えることができず、体の機能をすべて使って立つ練習になります。
つまり、
片足で立つことが姿勢よくし足の指に力を入れて立つという、「理想的な立ち方」の練習になるのです。
また、足指を動かす筋肉は心臓から一番遠いところにあるため、動かさないと体液の流れが滞り、むくみや下半身太りにつながります。
足指を十分に動かす習慣が「浮指」の予防、むくみの解消、下半身の引き締め、さらに下肢の動脈硬化の予防になるのです。
普段頭ばかり使って、足の感覚が鈍感になってませんか?
足指の感覚を鍛えて、身体機能を取り戻しましょう。
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
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