不妊鍼灸の症例4 女性 36歳 主婦
" 不妊 "
患者
女性 36歳 主婦
来院
2015年 2月
症状
①腱鞘炎 ②腰痛
初回時は腱鞘炎が悪化したために来院。腱鞘炎が良くなると同時に、不妊の相談を打ち明けてくれた。
3年前から妊娠に向けた生活を心がけたがしなかった。婦人科などへの通院はないため、検査所見なし。基礎体温・生理周期ともに気になる点なし。
腰痛は少しあるがそれ程ひどくはない。足の冷えもさほど自覚がない。腹診により左下腹部の硬さに着目し、その硬さを取るよう施術を進めていった
既往歴(これまでにかかった病気):なし
施術と経過
腰では「腎兪」に強い反応がある。
その他「命門」などへの刺鍼。置鍼中には「サンビーマー」を積極的に取り入れた。
吸玉、骨盤矯正などを交互に取り入れながらH27年3月より週1回のペースで施術。6月に妊娠の報告を頂いた。
※施術の効果には個人差があります
まとめ
この方の場合は「自然に妊娠しなかったらステップアップはしない」という強い意志をもっていた。
それでも一度は専門クリニックでの検査を受けようと話をしているうちに妊娠できた。
鍼灸での体質改善はやはり3か月が目安だとおもう。とくに異常やお悩みの症状がなくても3か月鍼灸を続けていくと、何か身体に変化が出てくる。
「スポーツで固まった筋肉のままでは良い結果が出ないように、内臓機能も血流が悪ければ本来の機能が出し切れない」
患者さんにはそのように説明している。