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うさぎ跳びは悪者なのか?

" 膝痛 "

2023年2月8日

昔あるテレビ番組で、ウサギ飛びの特集をしていました。
スポーツドクターやトレーナーなど、多くの専門家がいかにウサギ飛びが体に悪いか、時代遅れかを説明していました。
うさぎ飛びを過度に長時間することで、腓骨という下腿の外側にある骨に体重がかかり過ぎ負担をかけます。さらに痛みを我慢して続けると、腓骨が「疲労骨折」するリスクが高まります。
さらに、膝を深く曲げたままジャンプするうさぎ跳びは、お皿(膝蓋骨)と脛骨が引っ張り合う形となり成長期に起こる「オズグッド・シュラッター病」のリスクも高めてしまうのです。
「疲労骨折」と「オズグッド・シュラッター病」のリスク。ともに膝を深く曲げたままジャンプするというフォームに問題がありそうです。
逆に膝の曲げ伸ばしをしっかりと行った、足腰の筋肉をバランスよく使ううさぎ跳びは、ケガのリスクも軽減します。
つまり、うさぎ跳びは短時間で集中して行うことに意味があるトレーニングであり、何時間もかけて膝も伸ばせなくなるまで行うトレーニングではないのです。
結論は「うさぎ跳びをするとケガをするのではなく、正しいうさぎ跳びをしないと怪我をするリスクがある」
ということになります。
先ほどのテレビ番組の話の続きですが、「うさぎ跳びは悪物」ということで会場一致し終了するかと思いきや、最後のインタビューが元プロ野球選手の村田兆治さんでした。
「僕はウサギ飛びのおかげでプロになれた」
と熱く語り始め、いかにウサギ飛びが素晴らしいトレーニングか。うさぎ跳びをしたことで足腰を強くなり、何より心が鍛えられたという思い出を、目を輝かせて話し始めたのです。
会場の空気は一瞬で変わりました。これがプロというものなんですね。
この記事を書いた人

東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。

23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。

「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。

 

カテゴリー: 膝痛.
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