自律神経と鍼灸
例えば、このような経験はございませんか?
寝ていても身体に力が入っている。
朝起きると歯を食いしばっている。
眠りが浅く夜中に何度も目が覚める。
光や音に敏感になっている。
胃や腸の痛み、または身体の痛みがとれない。
など。
リラックスするべき時間、例えば睡眠時に緊張状態である場合は、慢性的に「交感神経優位」の状態と言えます。交感神経とは活動時に働く神経のこと。
私たちの身体はその活動ための交感神経と、活動した身体の修復のための副交感神経がシーソーのように、またはアクセルとブレーキのようにバランスをとり合って働いています。
ストレスや疲労など、様々な原因で身体は「緊張型体質」になっていることが多いのです。そのような時身体は上記のような症状を発します。
自律神経の中枢は大脳の視床下部。
この視床下部は、生殖機能のホルモンをコントロールしているところでもあります。
過度なストレスや心身の強張りにより、「緊張型体質」が慢性化すると、
視床下部の働きが乱れて生殖ホルモンの分泌が後回しにされることもありうるのです。
ストレスは心理的なストレスだけではありません。
冷え、痛み、便秘、多量な添加物、喫煙、寝不足、飽食による内臓への負担、環境の変化など。ストレスとして認識していないものもたくさんあるわけです。
(だから気づきにくい)
不妊鍼灸は何よりも、心身の治療から。
そして、男性より女性のほうがストレスによるダメージを受けやすい。
明治前期の漢方医「浅田宗伯」も、「婦人は気滞が身体に害を与え、男性より甚だしい」
と書いています。生命を育て産むための身体をもつ女性の身体は、男性よりはるかに繊細にできているためです。
先ずは、身体にストレスを与えているものを整理しましょう。
気が付くだけでも身体は変わります。
どれだけ自分の身体が緊張していたのか、鍼灸治療を受けるとわかるはずです。
だから不妊鍼灸は(すべての施術に言えますが)身体過度な緊張を取ることから。
細胞レベルで体質を変えるためのスタートです。
かなもり鍼灸治療院にお気軽にご相談ください。
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