ダルさはこのツボで撃退!
皆さんこんにちは。
かなもり鍼灸治療院の金森です。
猛暑による熱さとそれによる体力の消耗。
オリンピックによる睡眠不足。
急激な気候、気圧の変化による身体の調整など。
さまざまな原因で夏バテを経験された方も多いのではないでしょうか。そのような患者さんがたくさん来院された夏でした。
そんな夏も終わってしまうのは寂しいものですね。
夏バテと書きましたが、今回はダルさについて書いてみます。
ダルさをやや強引にタイプわけしてみると、
①起きてから午前中ダルイ
②午後から夜間ダルイ
そんなタイプに分かれます。
①の午前中ダルイタイプは、冷え・自律神経の乱れが主な原因。
睡眠時に下がった体温が朝起きても上がらないままの状態。ゆえに身体の隅ずみまで気血が回らなくなっている。
このタイプの養生は自律神経がスムーズに切り替わるきっかけを作ること。
夜遅い時間の食事を減らす、
睡眠時は部屋を真っ暗にしてメラトニン分泌を上げる、
朝起きたら朝日を浴び体操をしタンパク質を摂ってセロトニン分泌を促す、などなど。
②の午後から夜間タイプは体力・気力消耗からくるもの。
気の使いすぎや筋力のオーバーユース。心と身体の消耗が激しいことが考えられます。
このタイプの養生はとにかく気力の消耗を減らすこと。
そのほか筋力の低下により身体が消耗しやすくなっていることもありますので、運動や筋トレなどで筋力を取り戻すことも大切です。
そしていずれのタイプにも共通すること・・・
それは消化機能が弱っているということ。
さまざまな原因からくる胃腸の疲れで、内臓の力が身体全体に回らない。または、内臓に気血が行き過ぎて、気血が身体全体に回らない。
とくに夏は食生活もガラリと変化する季節、さらに冷たいものも多く摂るため胃腸には疲れる季節。そんなストレスが出てくるのが夏バテであり、身体の重ダルさと言えます。
身体のダルさ、夏バテに効くツボ
取り方:ひざのお皿の下、外側より指4本下のスネに沿ったところ。見えにくくなってしまいましたが、右の写真ではお灸を付けている所です。
東洋医学で「足三里は吐腹を司るツボ」とさています。つまり胃腸と直接つながるツボということ。
「このツボに刺激をするこで胃腸への血流が増す」というEBM(科学的根拠)の証明されているツボの一つです。
この足三里に写真のようにお灸をしたり、指で押したりして刺激をしてみてください。驚くほど胃腸の調子が整います。
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
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