足から姿勢を考えてみると・・
皆さんこんにちは。
かなもり鍼灸治療院の金森です。
今回は「足の大切さ」にについてお話ししますね。
雑誌やテレビでもよく取り上げられる「ふくらはぎ」は、よく「第二の心臓」などと言われ重要視されます。実際にふくらはぎにある腓腹筋は、心臓に似た「ハート型」をしているため、血液を上に持ち上げる力がとても強力です。
ふくらはぎの筋力が弱くなると血液を持ち上げる力も弱くなるため、下肢の血流が悪くなります。冷え症、足のむくみ、静脈瘤などがその例です。
では、姿勢の面ではどうなるのでしょうか?
ふくらはぎの筋肉が弱くなるということは、足で地面を蹴る力が弱くなること。つまり足の指の力がなくなります。
足指の力がなくなると身体全体の重心は後ろに下がるため、上半身は猫背になり肩こりや腰痛の原因にもなるのです。
逆に足の指を日ごろからよくして使う習慣をつけると、ふくらはぎの筋力も維持されます。
足の指の動く支点は足の中足骨です。中足骨部分の関節の動きをよくするには、足裏にある「湧泉」(ゆうせん)というツボを刺激しましょう。湧泉の位置は、足の指を足ウラ側に曲げたときに凹んだところのほぼ中央。
湧泉を中心に左右に少しずつずらしながら、すべての足指の中足骨を刺激していきます。
柔らかくなったのを確認できたら、今度は足指でグーとパーを交互にしてみましょう。
やってみると意外に動かないのと、疲れることに気が付くかもしれません。
よく使えるようにするには、まずは関節と筋肉に動きをつけること。
これは身体のどの部分にも言えることです。
私事で恐縮ですが、昨年春に転倒し大腿骨を骨折したぼくの父は76歳ですが、回復後上記の方法で足の柔軟性を付けてながらウォーキングマシンを使い、足指でしっかりと蹴りながら歩く習慣を続けてもらいました。
半年後の現在は足全体が筋肉で厚みができて、ふくらはぎも十分に筋力が付いてきています。歩くことにたいする恐怖心もすっかりなくなったようです。
体力がなくなると自信もなくなる。
体力とはまさに「足力」なのです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
東京都江戸川区西葛西の「かなもり鍼灸院」院長の金森浩士(かなもり こうじ)です。
23歳の時に愛知県より上京し、13年間の修行を経て平成25年に開業しました。
「体の中から元気にする鍼灸」目指し、日々治療院経営に奮闘中です。どうぞよろしくお願いします。
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