思春期の体の不調
患者
女性 12歳 中学生
来院
2014年 4月
症状
以前から時々あった頭痛の症状が、1ヶ月前より強くなる。
朝起きると頭痛が出現。学校を休むことが増えてきたため病院で精査するも脳などの異常はなし。
「起立性調節障害」の可能性を指摘される。
痛み止めの薬を処方されるが変化がないため試すだけでもという思いで来院された。
既往歴(かかったことのある病気):特になし
施術と経過
初回時の施術
首や肩の筋肉の緊張が強いため、筋膜リリースにより筋緊張を和らげたあと鍼施術。
「接触鍼」という鍼を刺さずに「当てる」方法を用いて行った。
ツボは首の付け根にある風池、天柱、頭にある角孫、百会、手の合谷、足の太衝などを使用した。
術後は頭痛が少し和らぎ、翌日は学校にも行けるほどになった。
2回目の施術
接触鍼ではなく刺入鍼で施術を進めた。
初回時に強かった筋肉の緊張もいくらか変化していた。
3回目の施術
さらに痛みがなくなっており、鍼施術と体全体的に整体で調整を行った。朝も問題なく学校に行けている様子だったので、今回で施術を終了できた。
まとめ
朝は食欲がないから何も口にしてなかったが、マグネシウムを多く含んだミネラルウォーターを、起きたら必ず一杯摂ってもらうようにした。
水泳をしている子だが姿勢は良いとは言えなかった。
猫背は後頚部の圧迫を招き、「後頭神経痛」を起こしやすくなり、さらに「ストレートネック」になりやすいなど、あまりいいことはない。
どのような症状でも、姿勢指導は必ずしている。