不妊鍼灸の症例5 女性 30歳 看護師
" 不妊 "
患者
女性 30歳 看護師
来院
2015年 9月
症状
数年間妊娠しないため半年ほど前から不妊専門クリニックへ通院しタイミング指導を受ける。もともと低体温で冷えが妊娠を妨げると知り当院を受診。
PCOC(多のう胞性卵巣症候群)。FSHが高い。低体温。便秘。
低体温、冷え症で下腹部、足がとても冷たかった。看護師というお仕事柄、腰の疲れストレスを自覚していた。
既往歴(これまでにかかった病気):特になし
施術と経過
冷えのツボである腰の「腎兪」、お腹の「関元」、足の「血海」などのツボにより、下腹部の血流量を増やすよう施術を進める。右骨盤の上方への変位がとても強く、右下腹部に硬結(筋膜の硬さ)があった。
施術を重ねるごとに冷えの自覚がなくなっていった。2か月ほど通院され妊娠に至る。
生活指導
ストレスもあるせいか過食気味だったため指導した。施術により身体が軽くなったり楽になると食生活も整いやすくなるし便通もよくなる。
※施術の効果には個人差があります
まとめ
妊娠させる「魔法のツボ」はない。血流がよくなる、眠りが深くなる、消化機能が高まる、自律神経が安定するなどの変化をさせて身体を整えていく。
それを継続して体質を変化させる。でもわずかな変化が身体を変える。「魔法」どころか「地味」なものかもしれません。