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五十肩・肩や腕の痛みの症例2 女性40代

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患者

女性 40代 パート

来院

H28年 1月

症状

昨年H27年3月に左肩から腕にかけての痛みが出現し、徐々に腕が上がらなくなった。

 

整形外科では「四十肩」と診断されるも、10カ月経ってが改善しないため来院。友人に鍼灸を勧められた。

 

既往歴:肩こり、ぎっくり腰

患者

左肩はやや固まっており、可動域は約90度。左手にはしびれも少しあった。

肩甲骨の硬化と肩関節の前方変位が強かったため矯正。矯正後、肩の可動域は90度から100度ほどになった。その後横向きで鍼灸施術を行う。

 

2週間に1回のペースで施術を続けた。施術後は痛みが一時的になくなるが2~3日後に戻ってしまうという状態が何度か続く。

 

肩関節の可動域に関しては来院するたびに良くなり、4回目の来院後には150度くらいまで上がるようになった。3月末の7回目の治療の時点では痛みと可動域ともによくなった。

 

「マラソンデビューしたい」との本人の希望があり、現在(H28年9月)でも月に1回のペースで身体のメンテナンスのために通院してくれている。

(鍼灸施術の効果には個人差があります)

まとめ

腕を上げるとき、肩と腕の関節が引っかからないように腕は少しずつ外旋しながら上がる。外旋の動きが悪くなったり、外旋させるための筋力が弱くなったりすると肩関節はひっかかりやすくなり少しずつ炎症が起きてしまう。

 

この外旋させる筋肉がインナーマッスルというもの。

肩関節の可動域を上げるには、肩を無理やり上げていくのではなく、腕の外旋する動きを無理なく調整していくと早く痛みに変化が出る。

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