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五十肩・肩や腕の痛みの症例3 女性40代

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患者

女性 40代

来院

H29年 6月

症状

右肩関節に急な痛みが出現。

肩を動かさないでも痛み、90度以上の挙上は困難。

右腕から手にかけての痛みとしびれもある。

仰向けになると痛みは増強。

夜間痛が強く何度も起きる。

整形外科では「五十肩」と診断を受けるが、発症直後に通院したのみ。

 

施術と経過

五十肩の徒手検査は要注意。無理な動かし方により症状を悪化させるため。

一番痛みが強いのは右上腕部の三角筋前面。

首と肩甲骨、鎖骨周りが硬化している筋膜をまずは緩める。

 

鍼灸施術は五十肩のツボと頸肩腕症候群のツボを使用した。肩貞、肩井、天宗、天柱など。

一週間後の2回目の来院時には当初の痛みの半分ほどに軽減。

 

挙上は110度程。

夜間痛も軽減し、施術中も仰向け可能となる。

上腕の三角筋前面の鈍痛は軽くはなるも残存。

 

さらに一週間後の3回目の鍼灸施術で、痛みはなくなった。

(鍼灸施術の効果には個人差があります)

まとめ

肩の関節痛が強くなったり慢性化したあと腕や手に痛みやしびれが出るのは、五十肩が悪化しているというより、首や肩のこりが悪化して頸肩腕症候群を引き起こしているから。

 

五十肩は放置せずに施術しないと首や肩の筋肉・神経など軟部組織への血流が妨げられて、慢性化してしまうこともあるので注意が必要。

 

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